20150927_111523

先月、行われた吉野の木の伐採ツアーの模様です。

沢山の方が参加してくれました。

あいにく、私は今回参加していません。

ロープをかけて伐採の準備をしています。

20150927_113137

切り倒されたところです。

吉野の言うと杉を思い浮かべますが、今回は樹齢200年の桧です。

「再生可能な資源は供給源の再生速度を超えることなく利用する」

というのが持続可能な社会と言われます。

200年かけて育った木は、200年持たせれば持続可能な社会になる

ということです。

安易に使ってしまうと、数十年で廃棄処分されるかもしれません。

200年と言っても直径60㎝位でしょうか。ここまで成長するのに

それだけかかるんですね。

人でいうと、5代くらい前のご先祖さんが植えた木です。

それでもそれほど大量の木が採れるわけではありません。

勝手に育つとはいえ定期的に管理は必要です。

それを考えると、木はもう少し高価でもいかも知れません。

そうすれば林業も活性化して、自然な循環がもたらされるでしょう。

今は、とりあえず使ってあげることが一番です。

工務店にとってはこの木を使って、たくさん家を造ることが地域への

還元になるのかもしれません。

20150927_161700

こちらは原木置場です。

杉ですが、赤身の部分が多いです。

赤味が多いということはいい木がたくさん取れるということです。

丈夫で腐朽やシロアリに強い木材です。

杉の白い部分が好きな人もいますが、本来は杉は赤身が上等な部分です。

20150927_142856

最終的にはこのように製材されます。

製材されてしまうと元の木は分かりませんが、どんなに製材されても

元は立派な木です。

小さな木も最後まで大事に使ってあげないといけません。