交通事故による死者は、7000人を切って少しずつ
減ってきています。
しかし、家にいて事故にあって亡くなった人は、13000人
程らしいです。亡くならないまでもけがをした人を含めると
かなりの人数になります。
交通事故を含めて事故で亡くなる人は約40000人と言われます
から、3人に一人が家で亡くなっていることになります。
原因は、窒息、溺水、墜落、転倒、転落がほとんどです。
年齢別でいうと圧倒的に高齢者が多いです。
体の動きが衰えるので、重大な事故につながります。
軽いけがだと、小さな子供が多いです。
まだ体が未熟なところへ、好奇心だけは旺盛ですから予想も
しない行動をとります。
どんな事故が多いかというと、階段などの段差のあるところです。
敷居などの段差もほぼなくなりましたが、わずか5ミリ程度の段差
でも躓くことはあります。
階段は、手摺の取付が義務化されトイレや玄関にも付けている
ところが増えました。
これは健常者でもあれば便利でつい使ってしまいます。
ガラスなどは簡単に割れることはありませんが、割れた時のこと
を考えると怖いです。
こうした中で増えてきているのが、高齢者が浴槽でおぼれる
事故です。お年寄りだけの世帯が増えて見守る人がいなくなった
からだといわれます。
脚をゆったりと伸ばしてはいる浴槽は気持ちがいいですが、
高齢になった時のことを考えれば、足が突っ張れるくらいの
浴槽あるいは、段差のあるタイプを選んだ方がいいかも知れません。