昔ながらのきれいな日本の町並みというのは少なくなりました。
きれいな町並みというのは、建物の大きさにもよります。
敷地に対する建物の大きさは建蔽率や、容積率で規定されています。
残った敷地に緑でもあればさらにいいでしょう。
建物の大きさに対する制限は、隣近所の家の日当たりや風通しにも影響します。
また、建物一つ一つがきれいでも町並みはきれいになりません。
派手な看板や、電信柱も景観を阻害しますが、歴史のある街並みを保つには、
外壁の仕上げや屋根の色など地域ぐるみで取り組まないとできません。
現代の人は個性を主張する傾向にありますが、意外と古い街並みが好きな
若者がいるのも事実です。
地域ごとに目的に合ったルール作りができればきれいな町並みも増やすこと
はできます。
写真は京都府丹後のちりめん街道にある旧尾藤家です。