阪神の震災直後は、「家屋が倒壊した原因は、屋根瓦が重かったのが原因」
といった内容の報道がされました。
実際は築年数の古い老朽化した建物がほとんどだったのですが、日本瓦は
重くて地震に弱いという印象を持ったと思います。
しかし、重さの原因は土葺きという工法が原因です。
土葺きが悪いというわけではないですが、桟葺きの重量と比べると
土葺きは 85kg~110kg/㎡ 桟葺きは45kg~47kgとかなり
の差があります。
そのころ関東では、すでに関東大震災の教訓から桟葺きが採用されて
いました。
関西は地震が少ないと思われていたようです。
屋根材の重さを比較すると
日本瓦 桟葺き 45~47kg/㎡
S瓦 48kg/㎡
セメント瓦 43.7kg/㎡
カラーベスト 21.5kg/㎡ (ガルバリウム 6kg/㎡)
日本瓦が重いということはありません。