中古住宅の流通はこれから伸びていく分野です。
新築では予算が厳しくても中古住宅を買ってリフォーム
すというのも一つの方法ですし、国もこちらに力を入れて
いきます。
しかし、一般の人が中古住宅を買うとき、外観や室内を
見せてもらってもどの程度持つのか、耐震性はどうなのか
といったことは分かりません。
設計事務所が管理をしていて手の込んだいいつくりをして
あるのに床レベルを計ると不動沈下を起こしている。
といったこともあり得ます。
まず誰にでもできる判断基準としては、ある程度の書類が
保存してあること。
・確認申請書(築50年くらいになるとまずありません)
・公庫の融資の申請書 公庫の融資を受ける場合は、一定の仕様
を守る必要があるので、受けていない住宅よりレベルが高い
可能性があります。
・完了検査済証 完了検査を受けていない物件は結構あります。
しかしこの済証があれば図面通りに施工されているという保証
になります。
・図面に筋違の位置が明記してある
リフォームするとき耐震性を確保するのに役に立ちます。