子供部屋が欲しいという理由も家を建てる動機の一つです。
子供部屋の考え方も人それぞれですが、最低限の3帖から4.5帖くらい
でいいという人もいます。
実際、ベッドと机が置ければいいというのなら3畳でも可能です。
子供部屋は寝るときだけと割り切ればそれでもいいと思います。
一方、そこまでしなくてもと思うくらいの部屋を望む人もいます。
子供さんがかわいいという気持ちはよくわかりますが、まだ
年端もいかない子供さんの意見をそのまま聞いてしまうのもどうか
と思います。
そして広いリビングと子供部屋が家造りで優先されます。
そのおかげで家族の誰かが我慢を強いられてしまうといい家づくり
はできません。
欧米では一人で食事がとれる年になると別に部屋で寝るように
躾けられ、自立を促すそうです。ただ、あくまでも寝るための
空間で勉強や遊ぶための空間ではありません。
日本にはそういった習慣はなかったのですが、何でも取り入れる日本です。
しかし使い方は日本流に解釈してしまったようです。
個室を与えたからと言って思うように勉強ばかりしてはくれません。
(中にはそういう子供さんもいるかもしれませんが)
よく、子供さんはいつまでもいるものではないといいますが、
わずか10年・15年でも大切な時期を親と一緒に暮らすところです。
あまり贅沢すぎず、仮に出ていかれても別のことにも使えるような
間取り、空間として造るようにしましょう。