3月とはいえまだまだ寒い日が続いています。
「暑さ寒さもお水取りまで」とはよく言ったものです。
まだ寒いとは言ってもそろそろ花粉の時期です。
症状のひどい人なんかは、「目の玉を取り出して水洗い
したいくらいだ」とまで言います。
花粉と言えば杉ですが、建築業界の人にとってはいろんな
ところに使えるいい材料でもあります。
この花粉症、戦前はほとんど存在しなかったそうです。
流行りだしたのはここ50年くらい、どうしてでしょうか。
戦争中に日本は資材として大量の木を伐採してしまい、
それを早く元に戻すためにアメリカ杉を輸入しました。
早く育ってお金になるので重宝されたようです。
ところがこのアメリカ杉は、過酷な環境で育った木なので、
大量の花粉をまき散らす品種なんです。
こうして日本で花粉症が大流行するようになりました。
ちなみに現存する杉が全てなくなるのは100年先ということです。