松の梁です。
神が木にに宿るのを待つところから「待つ」が語源と言われます。
杉やヒノキに比べて強度があります。それだけに捻じれや反りが激しいです。
地松は松くい虫の影響でかなり減ってきたので、松の化粧梁は希少価値が出て
くるかもしれません。
松と言えば、日本のお城の周りには必ず松の木が植えられています。
美観や風よけの意味もありますが、もう一つ大事な理由があります。
それは、籠城時の非常食にするためだったそうです。
松の葉には葉緑素やビタミン、ミネラルが含まれていて殺菌力があります。
木の内側にある生皮は臼でひいて粉にすると麦粉や米粉と混ぜることで
餅ができるそうです。飢饉のときには街道の松並木が裸にされたそうです。