リフォーム工事でも新築工事でも打合せの段階で
相見積もりになることがあります。
仕事を依頼する側にとっては1社では不安があるの
も確かです。
工事は確かなのか、施工費は適正なのかなどいろんな
不安要素があります。
新築工事でも依頼するところによって大きな金額の差
があります。
ハウスメーカーとローコストや規格住宅となれば差が
あります。
そしてリフォームとなるとかなりの差が出ることがあります。
施主さんの希望を聞いていると2000万から3000万くらいは
かかるだろうと思っていると、他社さんが1000万くらいで
できるという話が出てくることもあります。
どうすれば、どんな工事をすればそれで収まるのかとこちらは
思ってしまうのですがリフォームはいろんなやり方があります。
古民家を例にとれば新建材やビニールクロスで仕上げれば、無垢材
桧や杉を使って漆喰で仕上げるのとでは当然差は出ますが、それ以上
にどこまで新しくするかではないかと思います。
例えば床。
今ある床の上に新しい床板を貼っても仕上げることはできます。
しかし、将来のことを考えて、または床の不陸や劣化状況を考えて
床氏の束石、束、大引、根太まで新しくするに越したことはありません。
古民家は不同沈下を起こしていることが多いです。
シロアリや腐朽があるかもしれません。
しかしそれをすると解体費、残材処分、材料費、施工費が加わります。
壁も今ある壁をそのまま仕上げるのと新しく下地をして仕上げるので
は違います。
天井も同じく今ある天井を再利用するか、新しく下地からやり替えるか
で変わります。
断熱もどのレベルのサッシに替えるか、どんな断熱材を使うかでも変わります。
その価格差と内容をどこまで理解してもらえるかではないかと思います。
一般の消費者さんは図面や仕様書、見積書を見ても今一つ理解できないと思います。
ほぼ業界の専門用語で書かれていますから。
私が他社さんの見積もりを見ても説明できないかもしれません。
それくらい各社いろんな形の見積書があります。
しかし、最低仕様書で各部屋の床、壁、天井の仕上げ、どこまでやり替えるのか
見積もりもなるべく数量、面積が提示されているもので判断してください。
1式はどこまで含まれているかはわかりません。