当社はほとんど新建材を使わない家づくりをしています。
窓枠も杉の板を加工して造りますし、
出入枠も現場で造作しています。
そして階段も桧の板を組み合わせて造ります。
そして床は杉や桧の板です。
現場は新建材の臭いはせず、杉や桧の香りがしています。
そのはずです。
というのは私たちは木の香りに慣れてしまっていてわから
なくなっています。
完成してもそうなんですが、バスユニットなどを覗くと
プラスチックやコーキング独特の臭いがします。
施主さんの要望でたまに新建材の枠材や床板も使うことは
あります。
カタログを見て材料を拾い出しするのですがこの方が面倒
くさいですね。
アルファベットや数字が並んでいて大変見にくいですし、
あまりに多種多様で拾い出しに迷います。
また一つ記号を間違ったりしようものなら全く違う商品が
届くことになります。
そこへ新建材は使いまわしができません。
余れば、まず使うことがありません。
もったいないと思っても処分することになります。
その点杉と桧だけを使っていれば、余っても使いまわしができます。
また加工することができます。
削っても切断しても木自体は変わりません。
建材は削ることはできません。
何が出てくるかわかりません。
自然素材のメリットは無駄を少なくできる、そんなところにもあります。