出入枠の加工をしています。
新建材の出入り枠は使わないので杉や桧の板を加工して
出入枠をつくります。
新建材だとそのままビスで組み立てればいいだけですが
無垢材は鉋で仕上げてから組み立てます。
一手間余分にかかります。
そして木くずが出るので現場が汚れやすいです。
反対に新建材の場合は梱包の段ボールがたくさん出ますね。
出入枠が取り付いたところです。
既製品の場合は開口寸法などが決められて造られているので
規格外のところは特注になりますがその場で造作する無垢材は
現場に合わせて造ります。
全てが特注品のようなものです。
昔はどの家もそのように造られていました。
新建材などの既製品はよく造られていると思います。
大量生産するので安価です。
現場で造作するより安く造ることができます。
デメリットは改良により商品が新しくなると部品が変わることです。
戸車やレールなどいずれは摩耗するような部品は割と長く生産して
くれていますが、無くなってしまって特注扱いになることもあります。
経年で摩耗するような部品は規格化したほうが絶対にいいです。
例えばホームセンターに行けばなんでも修理できるというようにすれば
誰もが安価に修理することができます。
アメリカなどはそうだと聞いたことがあります。
しかし日本の場合は各メーカーが自社でしか造っていないという部品
(製品)が多いです。
これは一旦そのメーカーの製品を使えば他社の物は使えないという
独占するための手段でもあるのでしょう。