築40年位でしょうか。

その頃は断熱材が使われていない家もありました。

天井裏にも壁にも断熱材がない家です。

リフォーム工事をしていると時々見かけます。

今では考えられないですね。

しかし断熱材が普及し始めたころは施工要領も確立さ

れていなかったので結露を起こすことが多く、壁の中

でグラスウールが湿気を吸ってベタベタになっている

こともありました。

窓下などにシミができることもあり、雨が侵入したのか

と思えば結露が原因だったこともあります。

その点断熱材が使われていない家は結露の心配がないので

構造材がきれいに保たれているというメリットもありました。

 

 

 

 

 

 

現代の家はこのように断熱材がびっしりと壁や屋根、天井に

敷き詰められています。

結露に対しては技術の進歩もあり壁体内通気等によりほぼ心配

はありません。

断熱材としてはグラスウールが最も安価なのですが、写真のよう

なスチロール系の断熱材もよく使われます。

断熱性能がいいという点と透湿抵抗が高いので結露しにくいという

メリットがあるからです。

もちろんグラスウールも施工基準に則り正しく施工すれば問題は

ありません。