近年の家ではシロアリの被害はめったに見られませんが、
古民家など古い家では時々シロアリの被害が見受けられます。
床下の通風がよくなかったり、湿気の多い敷地であったりすると
被害にあうようです。
動物などが床下に侵入しないようにというので板で塞がれて
いる家もありますが、あれも通風には良くないですね。
最近は特に防獣ネットを張ってくれという要望が増えました。
上の写真で床板は被害を受けていますが敷居は何とか残っています。
こちらの家は敷居も被害にあっています。
こうなると床組みからすべてやり替えるしかないだろうと思います。
「敷居」と言えば
敷居を踏んではいけないとよく言われます。
敷居は家の象徴でありそれを踏むことは家の人を踏むことと
同じこととされマナーとして言われてきたことです。
そして現実的にも敷居を踏んで傷めると建具の開閉がしにくくなったり
建付けが悪くなったりします。
敷居が高い という表現もされます。
高級すぎて入りずらいところみたいなイメージがありますが
本来は不義理などしてしまいその家に行きにくという意味です。
そういえば最近の家は敷居があまりありませんね。