あるネズミの実験ですが、
通常はエサは皿に入れてあっていつでも食べられるように
していますが、レバーを押すとエサが出てくる仕掛けに変え
るとすぐに学習してレバーを押すようになるそうです。
このネズミに同時に皿に入ったエサとレバーを押すと出てくる
エサを与えるとレバーを押す方を選ぶ確率が高いそうです。
わざわざ面倒な方を選ぶんですね。
労せずして得られるエサよりタスクを通じて得るエサの方を
選びます。
これは動物界に普遍的に見られる現象らしいです。
人も例外ではなく幼児は100%の確率でレバーを押します。
あのカプセルに入ったガチャガチャをするのが好きな子供さん
が多いです。
成長とともに確率は下がっていきますが利益だけを追求する
ことはありません。
「左団扇の生活」誰もが憧れる生活のように表現されますが、
多分そんなにいいものではないんでしょうね。
人は生来、何らかの努力をしないと満足感が得られないよう
になっているのでしょうね。
仕事もそうですね。
簡単な仕事よりも難しい仕事のほうが遣り甲斐があるというか
面白いと感じることがあります。
ちなみに動物界では普遍的とされていますが、唯一ネコだけは
この傾向がないそうです。
徹底的に現実主義なんですね。
写真は古民家のリフォームです。
耐震補強の荒壁パネルですが、断熱材もたくさん使います。