平屋の家の上棟が済んで屋根じまいをしています。
野地板は杉の板を斜め貼りしています。
合板のような構面を構成するためです。
森林技術センターで実験を行って性能試験をしたものです。
野地板が終わってシート養生したところです。
天気はいいですが、いつ雨が降るかわかりません。
古民家と言われるような昔の家では屋根は瓦が載るまでは
造作の仕事はしませんでした。
瓦の荷重をかけて家の構造を落ち着かせてから中の仕事に
かかるようにしていました。
土壁ともなるとほぼ一年がかりです。
それくらい日数をかけて家づくりをしていました。
その間に木も十分乾燥しますし、家も落ち着きます。
そうすると生活しだしてから木の狂いや収縮などが起きなく
なります。
構造材ももちろん天然乾燥です。
現代では一年もかけて家を造るようなことはありません。
材料も集成材や乾燥材がほとんどです。
いろんな面で時間と手間をかけないようになりました。
家づくりはこれからも変わっていくんでしょうか。