左官屋さんが壁を仕上げています。
少々派手な色ですが施主さんの好みです。
先日、ハウスメーカーさんの家をリフォームで壁のクロス
を貼り替えをさせてもらいました。
種類の豊富なビニールクロス選んでもらったのですが、
貼り替えたところイメージが違ったみたいです。
このイメージというのが難しいです。
サンプルで見た鏝波模様がもっと大きなものというイメージ
があったようです。
当社はあまりクロスはお勧めしません。
基本壁は左官仕上げを勧めます。
漆喰が多いです。
しかし、左官仕上げは湿式工法と言って材料を水で練って
使います。
この水が既存のクロス下地であった壁に使うと水を吸って
クロスの下地の紙を浮かしてしまうことがあります。
なので左官仕上げをするときはなるべく下地の石膏ボード
を貼り替えるようにしています。
そうなると単なるクロスの貼替ではなく、石膏ボードを
剥がして新しく貼り、それから左官工事と工事費が大きく
膨らみます。
当社はコットン系もよく使うのでコットンクロスを提案
すれば良かったかとも思いました。
それでも「クロスはクロスで大差はない」という意見も
あります。
しかし、クロス屋さんが自宅にコットン系のクロスを貼った
ところやはり「ビニールとは違う」と感じたそうです。
人の感覚というのはわかりませんが、難しいところです。
特に左官仕事となると鏝波、鏝ムラはその人の癖が出ます
から余計に難しいです。