最近は古民家のリフォームばかりなんですが、同じ
リフォームでも壁が土壁か石膏ボードの壁かで施工
の手間がずいぶん違います。
石膏ボードの壁は柱と間柱、半柱と間柱に石膏ボード
が貼ってあるだけですが、土壁は柱間に貫が通ってい
て土壁の中には竹小舞があります。
そして何よりこの土が大変です。
砕けば埃が舞い、塊となると相当な重量があります。
土壁から石膏ボードの壁に変わっていったのは30年
から40年くらい前でしょうか。
石膏ボードの壁に変わりつつあった頃「最近の家の壁
は張りぼて(中身が空洞)だ」とよく言われてました。
今ではそれが石膏ボードの家が当たり前ですが、当時
は土壁が当たり前だったんです。
張りぼては安物の家みたいな感覚でした。
こちらも古民家ですが、吹抜けを造る予定です。
古民家は屋根も重いですが、壁も重いんです。