昨日はエアパスグループの施工勉強会で長野県に行ってきました。
「エアパス」というのはパッシブソーラーハウスのことでお聞き
になった方もおられると思います。
当社もこの工法の家を数十件施工させてもらっています。
住宅の業界も流行り廃れがあります。
20年ほど前になりますが、当社はハウスメーカーの仕事をしていた
のですが自社の家づくりがしたくなって、メーカーの仕事を辞めて
新しい家づくりを模索していました。
そんな時に出会ったのがエアパスという工法の家でした。
今の自然素材の家づくりの原点にもなった家です。
当時は何らかの工法を持っていないと住宅が売れにくい状況でした
から、機械を使わないパッシブソーラーハウスと自然素材の組み合
わせが良かったのか反響は大変良かったです。
しかし時代の変化は速いもので工法よりも暮らし方、ハードよりも
ソフトの面で訴えないとお客さんに響かないようになりました。
また何も難しいソーラーハウスでなくても高気密・高断熱の家で性能
は十分確保できるという時代になりました。
エアパスをはじめOMソーラーなども苦戦しているのではないかと思
います。
しかし、パッシブにはパッシブの良いところがあります。
エアパスの家もお客さんから夏涼しいという話は良く聞きました。
ところが高気密・高断熱と違って数値で快適さが表示できないのが欠点
でもあります。
そんな中でも少し改良を加えてエアパス工法を見直してみようという
勉強会でした。
長野県というと涼しいのではないかと思いますが、
何も変わりはありませんでした。
同じように暑いです。
でも冬は零下10度くらいまで下がる地域もあるとのことです。
長野県にある「フォレストコーポレーション」さんのモデルハウスです。
地域制もありますが、他社さんのモデルを見学させてもらうといろいろ
勉強になります。
この時期は装飾品でしかありませんが両面ガラスのこんな薪ストーブもあります。