古民家のリフォームです。

床組みの作業をしています。

最近、シロアリの被害が多くみられます。

事前調査では地盤もよく乾燥していてシロアリが繁殖しそうな

床下でもないのに床板を剥がしてみると根太、大引きともに食

害を受けています。

この時期活動が活発なのも原因かもしれません。

一方、地盤がやや湿気気味だなと思っていた家ではシロアリ

が見受けられません。

 

何の違いがあるかというとシロアリのいる家は今まで空家

であって、シロアリがいない家は人が暮らしているという

違いがあります。

定期的にシロアリの駆除をされているのかもしれませんが、

やっぱり窓や建具を開放することで空気が入れ替わるから

というのも一因かと思います。

 

新築や最近の家ではシロアリの被害はほぼありません。

べた基礎や駆除の効果が出ているのでしょう。

何より木材が地面から離れているというメリットがあります。

それ故に古民家ではよく発生する浴室や台所、洗面よりも

勝手口や玄関といった人が水分を持ってはいるところで発生

すると言われます。

シロアリの被害は古民家を扱ってこそ経験するのかも

しれません。