新築、リフォームにかかわらずクローゼットは必ずあります。

扉付きの収納もあればWICのように部屋になっていることも

あります。

通路に沿って棚やパイプが付いているストリート収納といった

ものまであります。

昔は確かみんな箪笥に収納していたと思います。

そういった家具があまり使われなくなって今のクローゼットが

あるのですが、やっぱり大事な衣服はタンスに収納すると思い

ます。

クローゼットと違って気密性がいいので保存や虫から守るという

点では箪笥の方が優れています。

今のクローゼットでは樟脳を使ってもあまり意味がありません。

 

 

 

 

 

 

写真のように枕棚にハンガーパイプというのは重宝するのか

こんなに必要かなと思うくらい造ることがあります。

男性と女性では服の量が違うと思いますが、いつだったか点検

に伺ったところ直径32ミリのステンレスのパイプが垂れ下がる

くらいに服がかかっているの見て驚いたことがあります。

 

最近はリフォームというと大規模改修が多いですが、たまにクロスの貼替

といったリフォームもあります。

比較的簡単なリフォームなんですが、下地が何で造ってあるかを確認しな

ければなりません。

石膏ボードならいいのですが、時々ラワンべニアにクロスが貼られています。

貼替できないわけではないのですが、べニアは木ですから新しい時はクロス

を貼っても問題ないですが古くなって劣化すると張り合わせてある木が剥が

れてくることがあります。

クロスに引っ張られて浮き上がってきます。

またクロスを貼るとき糊を使いますが、これは水分を含んでいるので下地の

べニアが水を吸うことになります。

これがべニアの灰汁を吸い出します。

このようなことになることを了解してもらっていればいいのですが、なって

からでは遅いです。

理想は下地のべニアを剥がして新しい石膏ボードを貼ってからクロスまたは

その他の左官壁などに仕上げることです。

しかし、そうなると簡単に済むと思っていたリフォームが意外な出費を伴う

ことになります。