敷居の取替です。
敷居という部材も和室以外はなくなりつつあります。
バリアフリーでなるべく段差をなくそうとしますから、
引戸も吊り戸がほとんどです。
古民家のように長年使われていると敷居もすり減って
角が丸くなっている家もあります。
本来敷居は踏んではいけないものですが、なぜかそんな
敷居を見かけます。
シロアリに食われていることもあります。
敷居には桧がよく使われますが、モアビと言われる南洋桜
も昔はよく使いました。
固い木ですが、色がこげ茶色をしています。
建具の使い勝手で敷居を取り換えることもあります。
4本の襖の引違が吊り込まれていたところに半間の壁が立つ
ことになった時、3本引きに変えるために溝加工を変えるとき
などです。
薪ストーブの煙突を付けるための立ち上がりです。
古民家は薪ストーブを付ける人が多いです。
暖房器具としてはたいへん効果があります。
家の中で火が燃えているのですから当然ですが、薪の確保
は考えておいてください。