古民家のリフォームですが、古民家と言われる家の造りは
もともと壁が少なく建具で仕切られています。
なので柱さえ残せば最近流行りのオープンな間取りも比較的
簡単に造れます。
とはいえ日本は地震が多いので今ある壁はできるだけ残し、
できれば要所に適宜壁を設けるといった対処は必要です。
古民家のリフォームというと茅葺屋根の家もたくさん
あります。
茅葺と言ってもほとんどがトタンや板金で塞がれています
が、塞がれているがゆえに建築当初のままになっていること
も多々あります。
これはタイムカプセルみたいなものと書かれている記事も
あります。
築年数200年位の家もたくさんありますからそうかもしれません。
開口部を複合サッシに取り換えて、床下も断熱しています。
開口部の断熱は効果がありますが、古民家は気密性を確保する
ことが難しく外壁面も土壁ですから現代の家のような断熱性能
は期待できません。
温熱環境でいえば今住まわれている家を改修すればある程度、
改善されたことは体感できるかもしれませんが、新しくマン
ションや温かい地域から引っ越されると寒さは感じると思います。