寒くなると断熱の効いた家に住みたいと思うことがありませんか。
断熱の性能を示す等級は1から7まであります。
1,2レベルの家は今ではほとんどなく3は1992年に制定された
新省エネ基準と言われるレベルです。
そして等級4は1999年に制定され「次世代省エネ基準」と言われました。
長期優良住宅に認定される住宅はこの等級4を取っています。
壁や天井だけを断熱するのではなく窓や玄関ドアも断熱する必要があります。
当社はずっとこの等級で施工してきましたが、2025年4月以降はこれが最低
基準となります。
(地域型住宅のような例外はあります)
等級5はいわゆるZEH基準相当でHEAT20G1になり
等級6はHEAT20 G2
等級7はHEAT20 G3に相当します。
どれくらいの性能なのかというと体感的なところはわかりにくい
ですが、等級6で冷暖房にかかるエネルギー消費を30%ほど削減
でき、等級7で40%ほど削減できるレベルの性能ということです。
実験的に造った部屋では等級7ともなると生活で使う熱だけで
冬にあまり寒さを感じないくらいの性能です。
断熱材も種類によりますが、床、壁、天井とも20センチくらいの
厚みとなります。
写真の家はかなり性能のいい断熱材を使っていますが、等級5
を取っています。
断熱性の良い家が増えるのは省エネにも貢献しますが、暑さ、
寒さの軽減は身体への負担もへり快適な生活をもたらしてくれます。
しかし性能がよくなれば施工費は高くなります。
性能の下限が限定されればローコストな家は減ります。
単純に普段施工している家が等級5とすれば等級6を取得するには
プラス100万円、等級7を取得するにはプラス200万円くらいの
コストアップが必要と言われます。
もちろん長く住まえば光熱費の削減もありますから全てがコストアップ
にはつながりません。
車でいえばガソリン車にしておくか、ハイブリッドやディーゼルにする
かでしょうか。