リフォームの現場で床の断熱材を施工しています。

リフォームではいつも床断熱といって根太間に断熱材を充填

しています。

一般的な方法ではありますが、床板と断熱材の間に隙間が

できることがあります。

また床の断熱材と壁の断熱材との間にも隙間ができやすいです。

隙間ができると基本断熱の効果は落ちます。

特に床断熱は床下が外部と同じ扱いで換気口もありますから、

隙間なく施工することが大事です。

そこは施工の精度が性能を左右することになります。

壁の断熱も同じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは新築の現場です。

新築の場合はべた基礎を採用しているので基礎断熱をしています。

床断熱に比べて気密性は確保しやすいです。

また、写真でもわかるように根太の間に充填するよりも施工が

簡単で断熱材の量も少なくて済みます。

床下エアコンが設置できたり、若干ではありますが土間コンから

地熱を利用することもできます。

床下が室内と同じという扱いになるので比較的床が冷えにくいと

いうメリットもあります。

この基礎断熱は内側に施工していますが、基礎の外側に施工する

方法もあります。

当社では施工したことはないですが、その場合はシロアリ対策が

必要になります。

デメリットとしては外部に施工した場合のシロアリ対策とカビが

発生しやすいとも言われます。

コンクリートの基礎というのは乾燥しているようで実は2年ほどは

水分を蒸発し続けるようでそれがカビの原因となっています。

木材もそうです。

特に当社では自然乾燥材を使っているので比較的水分を持っている方です。

おそらく機械乾燥でも乾燥に伴う水蒸気は出るのではないかと思います。

気乾状態になれば安定しますが。

当社では開閉式の換気口を使って換気もしています。

高気密・高断熱になるほど家はカビを発生しやすくなると思います。

コンクリートや木材だけでなく生活による水蒸気も発生します。

性能は良くなっても窓を開放する換気は必要です。