寒くなってくると家の断熱は大事だなと実感するようになります。

今新築中の家ですが、垂木間に断熱材を入れています。

 

 

 

 

 

 

壁の断熱施工も一般的です。

 

 

 

 

 

 

しかし屋根はさらにその下、母屋の間にも断熱材を入れてます。

断熱等級を確保するためですが、断熱材はどんどん厚くなって

きています。

ZEHの基準からG1、G2といったレベルを要求されるようになり

さらにG2はもう普通であってG3というレベルまで要求される

ようになるかもしれません。

室内の温度環境は数年前と比べ物にならなくなるでしょう。

 

私の家もリフォームでかなり断熱しましたが、リフォームでは限度

があります。

それでも、以前に比べれば各部屋間の温度差はかなりなくなって2階

の寝室に行くのもそれほど寒く感じません。

これは確かに体が楽です。

気密性はそれほどありませんが、寒くても毎朝2階の窓を開放して

換気しています。

内窓を付けたのですが、外側の既存のサッシのガラスが結露するので

湿気を出すために喚気しています。

これを見るといくら高断熱であっても外が寒い限りは冷えるところが

あって見えないところでも結露はするんでしょうね。

 

家の断熱・気密となるとよくドイツの家が引き合いに出されます。

断熱材の厚みは日本の倍以上あるでしょうか。

寒さ対策は日本に比べてかなり進んでいます。

ところがドイツの家はカビが発生しやすいらしいです。

なぜかというと断熱・気密はいいのですが、日本のような換気設備が

整っていないそうで窓を開放して換気しないとカビが発生するようです。

日本の住宅でカビが発生するという話はあまり聞いたことがありませんが、

24時間の換気設備があるからでしょうか。

しかし、実際は止めている人もいると聞きます。

日本も湿気の多い国です。

見えないところで発生しているかもしれません。

共働きで洗濯物の室内干しをしている家庭もあるはずです。

高気密・高断熱、24時間換気をあまり信用しすぎないほうがいいかも

しれません。

そう簡単には部屋の中の空気は入れ替わりません。